ふわっと岳

なんでもあり空間

「ここ」から「ここ」へ

私は文章を書くのが好きだけどしばらく避けていた。

理由はわからないけどある時からとても苦手になってしまった。

でもまた書いてみようと思ったのは・・・なんでだろう。

 

よくわからないけれど、とにかく書きたい欲求がブワァと溢れてくるので書く。

 

最近はいろんな体験がありました。

体験をしたようで、私そのものが体験であったりもして。

 

とりあえず今日感じたことは。

 

バスに乗っていて、ずっと外を見ていたんです。

まぁいろんな人がいますよね。

老若男女様々で。

 

帽子を被って散歩する女性ふたり。

不動産屋の前でタバコを吸う男性ふたり。

杖をついて歩くお洒落なおばあちゃん。

ヘルメットを被り、笑顔で自転車を漕ぐ小さな男の子。

楽しそうに話しながら黄色い車に乗っている老夫婦。

薬局の近くを歩く、疲れた顔のお兄さん。

 

みんなそれぞれの世界を一生懸命に生きている。

笑っていても、嫌な顔をしていても、何にせよ一生懸命。

 

ぼーっと眺めていたら、私、バスの中で泣いていた。笑

うわー変な人だ。笑

でも変な人でもいいの。だってなんか嬉しいのだもの。

 

街の建造物だってそう。誰かが作ったもの。

誰がどんな想いで作ったのかなんて、私にはわからないけれど。

凄いよなぁ、凄いよなぁって思った。

 

みんなが今を一生懸命生きて、そしてまた今がある。

イメージとしてはどこまでも広がり続けていくような感じがするけど、

もうすでにここに「それ」はある。そのままある。

言葉で言い表せないけれど感じる。

ここに、「それ」は、ある。

 

「それ」から逃げたり、抗ったり、避けたりしてきたけど、あんまり意味はなかった。

私は最初から望んで「それ」の中にいるし、私自体もまた「それ」なのだから。

 

いま、特急電車の中で「それ」のうまい喩えを探してボーッとしてたら、

丁度前の座席のマダムが折りたたみ傘をたたみ始めて、これだと思った。

 

カバンに折りたたみ傘を常備していても、いつも通りの晴れの日とかはそのことすっかり忘れてるよね。それ。それ。

 

あるのに。

 

 いつも側にあるのに、いつもそこにあるのに、忘れてる。

そんな感じ。笑

あんまりうまくない喩えだったかも。でもいいや。

 

もうすぐ電車が着くので、降りる準備。